遺伝子点滴(がん予防)/にしやま由美東京銀座クリニック(東京銀座2丁目)
2019-06-10
がん抑制遺伝子点滴について
ガン抑制遺伝子点滴(がんは、がん抑制遺伝子に異常が生じることで発生する。事前に点滴で遺伝子を補充して予防する。
私たちの細胞の中の遺伝子には必ず、がん細胞を生み出す「がん遺伝子」と、生み出されたがん細胞を抑制する「がん抑制遺伝子」が含まれています。健康な人の場合は分裂と抑制のバランスが保たれているので、がん細胞が増え続けることはありません。しかし食事・生活環境・ストレスなどの何らかの要因によって「がん抑制遺伝子」が傷ついてしまうと、分裂と抑制のバランスが崩れて、異常をきたした遺伝子をもつ細胞(がん細胞)の分裂が際限なく進んでしまうのです。
体内に正常な遺伝子を送り込んで病気を治す遺伝子治療は、1990年に米国にて免疫不全症の治療に試みられてから世界的に研究が進んできました。近年では、遺伝子治療技術の安全性の向上により、特定の遺伝性疾患に限られていた治療の領域もあらゆる難治性疾患に広がっています。
特にがんについては、その発生のメカニズムが遺伝子と深くかかわることから、従来の治療に加え新しいがん治療の選択肢となることが期待されており多くの国で承認製剤が発売されるに至っています。
遺伝子治療は自らのカラダのチカラに根差した治療であるため、カラダの負担がとても少ない治療です。
がん抑制遺伝子点滴の歴史
体内に正常な遺伝子を送り込んで病気を治す遺伝子治療は、1990年に米国にて免疫不全症の治療に試みられてから世界的に研究が進んできました。近年では、遺伝子治療技術の安全性の向上により、特定の遺伝性疾患に限られていた治療の領域もあらゆる難治性疾患に広がっています。特にがんについては、その発生のメカニズムが遺伝子と深くかかわることから、従来の治療に加え新しいがん治療の選択肢となることが期待されており多くの国で承認製剤が発売されるに至っています。遺伝子治療は自らのカラダのチカラに根差した治療であるため、カラダの負担がとても少ない治療です。
細胞は毎日ダメージを受けている
ヒトの身体を構成する細胞は、化学物質・放射線・紫外線・ホルモンなど絶えず様々な刺激に晒されています。これらの刺激により、細胞が破壊されると細胞のがん化要因となっています。
しかし、毎日絶えず押し寄せるこれらの刺激によって細胞が都度がん化することとなってしまっては、ヒトはこの環境を生き抜くことができません。
実は、細胞には細胞が破壊されても、細胞のがん化を防ぐ機能が備わっています。
この機能は、細胞内の遺伝子にプログラムされており、このプログラムが個々の細胞において毎日適切に働くことで、私たちの身体は「がん」の発生のリスクから守られています。
がん抑制遺伝子とは
細胞のがん化を抑制するメカニズムが、プログラムされた遺伝子をがん抑制遺伝子といいます。がん抑制遺伝子は細胞のがん化を未然に防ぐ働きをもった物質(がん抑制遺伝子産物)を作ることにより以下のような働きをします。
がん抑制遺伝子のはたらき
- 細胞の増殖を停止する
- 壊れた細胞の機能を修復する
- 細胞を自殺させる(アポトーシス)
がん抑制遺伝子の限界
しかし、がん抑制遺伝子の働きにも限界があります。生活環境下において絶えず細胞が晒されている刺激により、がん抑制遺伝子自体が破壊されてしまったケースです。がん抑制遺伝子は本来の働きを喪失し、壊れたまま放置された細胞は制御を失い無限に増殖を続けます。
つまり、これががん細胞の発生です。
壊れたがん抑制遺伝子の機能を回復するがん遺伝子治療
がん細胞では、がん抑制遺伝子(複数の種類がある)のうちいくつかが壊れており、その壊れた遺伝子の情報を複製しながら増殖していきます。
がん遺伝子治療は、一度失われた、がん抑制機能の回復のため、がん抑制遺伝子を再びがん細胞へ導入する治療です。がん抑制遺伝子の投与により、がん細胞は本来のがん抑制機能を回復し、がん細胞の増殖を停止し、細胞の自殺(アポトーシス)に導きます。
がん細胞の内側から制御 p53
がん細胞の外側から直接攻撃する:TRIL(腫瘍壊死因子)
P53とTRAILの点滴を行うとガンの予防が可能
ガン予防のために3~6ケ月に一度点滴を行います。
この治療と併用して行うとより効果的になります。
1.血液クレンジング療法
2.血液ダイナミックフォトセラピー
3.遺伝子点滴(がん予防)
4.高濃度ビタミンC点滴
5.高濃度臍帯プラセンタ療法
などの治療を行います。
治療による副作用が少ない
がん遺伝子治療では、がん抑制遺伝子を、運び役となるベクターに入れて点滴等の方法で体内に投与します。近年、ベクターの安全性が向上することで副作用のリスクも大幅に改善されてきました。また、臨床試験において適切な用法、用量の検討が進み、副作用の少ない治療法の検討も進められてきました。
尚、ごく稀に以下のような副作用が発生する可能性がございます。また、当院では重篤な副作用の報告はこれまでにございません。
■ がん遺伝子治療の現在考えうる副作用について
-
これまでの国内外の報告から、遺伝子治療一般に比較的よく見られる軽い副作用
- 感冒様症状(発熱、鼻水など)
- 消化器症状(下痢、吐き気など)
- 軽いアレルギー性反応(発疹など)
- 軽度の白血球減少
-
これまでの国内外の報告から、ごく稀ではあるが遺伝子治療に見られた比較的強いと考えられる副作用
- 腎機能障害
- 骨髄抑制(高度の貧血、高度の白血球減少など)
- 重度のアレルギー症状(喘息発作、ショック)
- 血液凝固障害(出血傾向、血栓症など)
遺伝子点滴の料金について
P53とTRAIL遺伝子薬液は、入荷までに1週間程度のお時間を頂きます。